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そうだったのか! コミュニケーション・ギャップを生み出す脳のフィルター

 

 

こんにちは、仙台のメンタルトレーナー&心理カウンセラーの吉田です。

 

今回は、コミュニケーションギャップを生み出す原因の1つ、

脳のフィルター機能についてです。

 

私たちは、この世界をいつでもありのままに見ていると思っています。

 

例えば、あなたと私が同じ出来事に一緒に遭遇したとすると、

あなたが考えている事や感じていることと、

私の考えている事や感じている事は同じだと思い込んでいます。

 

しかし、現実はそうではないようです。

私たちは固有のフィルターを通して、物事を体験し意味付けや解釈をしながら、

世界を見て、聞いて、感じているのです。

 

このようなその人固有の世界の見方のことを「世界モデル」や「地図」と言います。

この無意識のフィルター機能を知る事は、

私たちが遭遇する様々な問題を解決するための糸口となることでしょう。

 

脳のフィルター「一般化」「削除」「歪曲」

 

例えば、あなたがある公園を散歩していたとしましょう。

天気も良くてとても気持ちのいい日です。

その時にあなたは、何を見て、何を感じて、

どのようにその体験を解釈(意味付け)するでしょうか?

 

【何を見て?】:やさしい風に葉っぱが揺れている。犬の散歩をしている人がいる。子供が裸足で楽しそうに走っている。ジョギングをしている人がいる。

 

【何を感じて?】:頬をやさしくなでる風を心地よく感じている。遠くから聞こえる子供達の楽しそうな声を聞いている。温かな太陽の日差しを肌に感じている。

 

【どのようにその体験を解釈するか?】:天気のいい日に公園を散歩するとリラックスできる。

 

少し詳細に書いてみましたが、それでも現実に起きている事(ありのままの現実)は、

もっともっと複雑なはず。

 

例えば、「やさしい風に葉っぱが揺れている」という部分を抜き出してみましょう。

「風速何メートルなのか?」「湿度は何%の状態なのか?」

「どちらの方向から、どれくらいの時間吹いていたのか?」

「何枚葉っぱが揺れていたのか?」

「葉っぱ以外に揺れていたモノは無いか?」

「本当に風の影響で揺れていたのか?」etc…

 

このように、ありのままの現実をその通りに受け取ろうとすると、

とんでもない量の情報を精査分析する必要があります。

 

ところが、現実的にはそんなことは私たちはしていませんし、

現実問題としてそんなことは出来ません。

私たちは「ありのままの起きている出来事」に対して、

人それぞれのレベルで「一般化」「削除(省略)」「歪曲」をしているのです。

 

認知情報の「一般化」

 

一般化とは、ひとつの例を使って全体を表現したりするときに無意識で使っているものです。

「ラベル、レッテルを貼る」「フレームを作る」「カテゴリー化する」

と言い換える事ができます。

 

例えば、それが何の種類かはわからなくても、

写真や実物を見れば「あれは犬」だということはわかりますよね。

猫や鳥についても同様ですね。

また、公園を散歩している時に、遠くて良く見えなかったとしても、

誰かが何かの生き物をロープの様なもので引き連れていたなら

「犬」と思い込むのではないでしょうか?

 

もしあなたが、この一般化ができなかったとしたらどうなるでしょう?

一般化が出来ないということは、

「瞬間瞬間が初めての体験だらけ」になってしまいます。

 

例えば、家のドアと色や形が違うドアがあったら、

それをドアと認識することが出来ません。

 

「ドア」というカテゴリーを形成する機能が無いからです。

ありとあらゆるものが「初めての体験」です。

 

一般化の機能はなくてはならないものですが、

人によって「どのように一般化しているか?」のレベル感の違いが、

色々な場面でのコミュニケーションギャップを生み出します。

 

「このくらいなら言わなくてもわかるだろう」と、

あなたが思った時の「このくらい(これは何かを一般化しています)」

のレベルは人それぞれなのです。

 

認知情報の「削除(省略)」

 

私たちは「ありのままの現実」を全て受け取り認識していません。

「いま、あなたの背中では何を感じていますか?」

こう質問されるまで、

あなたは背中で感じている感覚に気づいていなかったと思います。

こういった現象は、あらゆる場面で起きています。

 

もし、この削除(省略)が出来なくなったらどうなるでしょうか?

あなたの脳は、何か1つのコトに集中することが出来なくなり、

あっと言う間にオーバーヒートしてしまうことでしょう。

 

削除(省略)が問題なのではなくて、

「何を削除(省略)しているのか?」「どのくらい削除(省略)しているのか?」が

コミュニケーション上の問題なのです。

 

認知情報の「歪曲」

 

歪曲とは、私たちが体験したことをどのように変化させるかということです。

 

例えば、あなたが会議中に何かを発言した時、

向かいに座っている人が「クスっ」と笑ったとします。

するとあなたは「自分の発言に何かおかしい部分があっただろうか?」とか

「何て失礼な人だ!」と考えるのではないでしょうか?

 

本当は、その向かいに座っている人は、

昨日あった可笑しい出来事をただ思い出し笑いしていただけかも知れないのに、、、。

 

このように「歪曲」も色々な場面で起きています。

しかし、この「歪曲」も場面によっては、とても有効に働きます。

 

例えば、

あなたが気になっている異性と、

偶然にも趣味が同じだという情報を入手したとします。

その時に、「あの人と趣味が一緒だなんて、これは絶対に運命だ!」と考えることで、

普段なら話しかけられないような意中の相手に対して、

積極的にコミュニケーションを取るようになるかもしれません。

 

あらゆる場面で「一般化、削除(省略)、歪曲」が起きている

 

これら「一般化」「削除(省略)」「歪曲」は、

私たちの脳が持っている自然な機能です。

 

そして、このフィルター機能は、

情報をインプットする際にもその情報に何らかの意味付けをする際にも、

そして、その情報をアウトプットする際にも起きています。

 

それを簡単に図式化すると、

話し手の情報(一般化、削除、歪曲) ⇒ 聞き手の聞いた事(一般化、削除、歪曲)

 

この式に、さらに感情や過去の記憶の意味付けなどが行われるので、

コミュニケーションギャップが生まれない方が奇跡と言えるかもしれません。

 

「相手の言っている事を、わかったつもりにならないこと」

こうした考え方を原則として持っておくことで、

多くのコミュニケーションギャップを解消することができます。

※コミュニケーションギャップについてはこちらの記事も参考にしてください。

 

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