ありたい自分の実現を応援するメンタルトレーニング

自分らしさを手に入れる3つの方法

 

こんにちは、

心と言葉を科学し、なりたい自分へのブレイクスルーを巻き起こす。

人やチームのポテンシャルを引き出し『価値』を高める、ブレイクステート代表 メンタルトレーナーの吉田です。

今回のテーマは、「自分らしさ」についてです。

 

なぜ、私たちは「自分らしさ」を求めるのでしょうか?

そして、そもそも「自分らしさ」って何なのでしょうか?

私たちは成長する過程で「我」を身につけ、「他者」と比較したり、自分の主張や欲求を押し通そうとしながら、無意識に「自分」という存在をいつも確認しています。

そうする中で、「常に誰かと比較しないと自分の存在を確認出来ない」という無意識のパターンが出来てしまうことがあります。

「自分が優位に立てる相手は誰か?」
「自分が劣後する相手は誰か?」
「自分が安全でいられる相手は誰か?」

こんな具合です。

こうした状態に居るとき、「自分らしさ」を求めようとすればするほど他者を意識してしまうという「葛藤」を抱えてしまうようです。

 

自分の中に別な自分がいる

 

葛藤を抱えた状態とは、自分の中に自分を苦しめるもう一人の自分がいる状態とも言えます。

普段、私たちは「色々な顔」を上手にバランス良く使い分けています。例えば「上司の顔」ひとつとっても、「厳しい上司の顔」「ものわかりのいい上司の顔」「自分のチームの利益を優先する上司の顔」「会社組織全体を俯瞰している上司の顔」「気弱な上司の顔」などを、相手や状況に応じて1日の内だけでも沢山の「顔」を使い分けているワケです。

その中のどれかひとつの「顔」が突出してみたり、本来は出さなくてもいい場面で出てしまったりすると、「いったい自分はどうしてしまったのだろう?いつもの自分はどこへいってしまったのだろう?」と、自分の中にいる「別な自分の存在」を強烈に意識しだします。

すると・・・

意識すればするほど、頻繁に登場するようになるワケです。「もう出ないでくれ!」と考えれば考えるほど、登場回数が増えたりします。そしてそれは、強いストレッサーとなり深く思い悩んだりするワケです。

そこで今回は、「自分らしい自分を手に入れる3つの方法」についてです。

 

1、クライテリア(価値基準)を把握する

人は誰でも、良い悪い、正しい間違っているなどを判断するクライテリア(価値基準)を持っています。これは普段ほとんど意識することのない無意識領域で私たちに強烈なインパクトを与えています。

このクライテリア(価値基準)は、名詞として抽象的に表現されるもので、例えば「愛」「正直さ」「情熱」「自由」「感謝」「豊かさ」「成長」「楽しみ」「寛大さ」「安心」などというようなものです。

そして、このクライテリア(価値基準)には『優先順位』もあります。

例えば仕事に対して「お金」と「誠実さ」いうクライテリア(価値基準)を持っている人がいたとします。そして、その人にとって2つのクライテリア(価値基準)の優先順位が「誠実さ」が1位、「お金」が5位だったとします。

この時、普段は「誠実さ」を大切にしながら仕事をしているワケですが、何かのきっかけで「誠実さ」よりも「お金」を最優先に仕事をしなければならなくなったとします。すると、最初は意識的に頑張ることで、「お金」のために仕事をするのですが、いつしか「こんなはずじゃない」「自分はこんな人間ではない」と、心に葛藤を抱えるようになります。ですが、多くの場合、自分のクライテリア(価値基準)を知らないため、なぜ自分が葛藤を抱えているのか自体わからないということが起きます。

ですから、自分のクライテリア(価値基準)を知り、さらにはその優先順位付けを知ることは、「自分らしさ」「自分が本当に大切にしているもの」を知る上で、とても助けになります。

 

クライテリア(価値基準)を洗い出す

クライテリア(価値基準)は、コンテクスト(背景、状況など)によっても変わります。例えば「人生」のクライテリアと「仕事」のクライテリア、「結婚」のクライテリアは違うワケです。

今回はブログのコンセプトでもある「仕事」をテーマにしてクライテリアを洗い出し、優先順位を付ける方法について書きます。

1、ペンと付箋紙を用意する。
2、「仕事で大切なことはなんだろう?」と自問自答する。
3、直感で出た答え(名詞として抽象的に表現されたもの)を付箋紙1枚につき1つ書く。
4、まずは15個程度書き出すまで、2〜3を繰り返
して行く。

手順としてはこんな感じです。とてもシンプルな作業ですよね?

ポイントとしては、「仕事で大切なことってなんだろう?」という自分への質問に対して、意識であれこれ考えることなく、「直感」で出て来た言葉をどんどん付箋紙に書いて行くということです。と言うのも、時として私たちの意識は「嘘」をつくからです。ですから、自分の「直感」を信じて、ふっと湧いて来た言葉、ふっと頭に描き出された言葉、ふっと聞こえて来た言葉、これらの言葉を書いて行きましょう。

 

クライテリア(価値基準)の優先順位付け

クライテリアを書き出した付箋紙を並べたら、今度はそれの優先順位付けをします。こちらもやり方はとてもシンプルです。

なんとなくでいいので、まずは「仮の優先順位付け」をします。そしたら、仮の優先順位付けをした一番下から順番に「仕事でAとBならどちらが大切だろうか?」と自問自答を繰り返しながら付箋紙を入れ替え順位付けをします。

例えば、書き出したクライテリアの一番最後が「結果」、最後から二番目が「評価」、最後から三番目が「達成感」だったとします。

この場合は、「仕事で<結果>と<評価>ならどちらが大切だろう?」と自分に質問していきます。すると「やっぱり評価だな」と思うなら、順番はそのままです。もしも「結果だな」と思ったのであれば、その時には順番を入れ替えます。これで、一番最後が「評価」、最後から二番目が「結果」に入れ替わったワケですね。

こんなふうに、下からどんどん「二者択一」で1位までの優先順位付けをしていきます。

順位付けがわかると、あなたが「クライテリアの優先順位上位」に反するような仕事をしなければならないとき、葛藤や苦痛を感じることに気づけるはずです。

 

2、葛藤を生み出す理由を書き出す

「◯◯な自分は、本当の自分ではない」
「◯◯ばかり考えている自分は、本当の自分ではない」
「◯◯出来ない自分は、本当の自分ではない」

このようなことを考え、心の中に葛藤を持っている時、「何が本当の自分ではないと思わせているのか?」を明らかにすることは、無意識の葛藤を「意識」に浮き上がらせることに役立ちます。

例えば、上の例を使ってみると、

「私は◯◯な面を持っている。なぜなら         だから」
「私は◯◯ばかり考えている。なぜなら         だから」
「私は◯◯ができない。なぜなら            だから」

こんな具合に、空欄の部分にあてはまる言葉を、どんどん書き出して行くワケです。「これ以上何も出てこない!」と思ってからが勝負です(笑)そこからさらにウンウンうなりながら絞り出してみましょう。

すると、書き出している中で感情が強く動く場面(言葉)が出てくると思います。それは、あなたに葛藤を感じさせる強い要因になっている可能性が高いです。そうしたら、「本当にそうなのだろうか?」「そうじゃないケースはひとつも無いのだろうか?」とさらに深掘ってみましょう。

きっとそれらは、単なる「思い込み(ビリーフ)」ということに気づくことが出来るでしょう。

 

3、肯定的意図を見つける

これが個人的には一番パワフルな方法だと思っています。「自分にとってネガティブ」と思える行動でも、実はよくよく深堀っていったら、自分にとってとてもメリットがあるからやっていたということが分かったりします。

例えば、喫煙、アルコール依存、ギャンブル依存、買い物依存 etc…

こうしたネガティブと思える行動の裏側にも、実は自分を支えてくれたり、力をくれたりするポジティブな意図があります。それを『肯定的意図』と呼びます。
※こちらの記事も参考にして下さい。

そして、この『肯定的意図』が分かると、そもそも「葛藤」する必要性が無いことに気づいたり、「葛藤」が教えてくれる自分のパワフルなリソースに気づくことが出来ます。

 

いかがでしたでしょうか?

私たちは生まれたときから、色々な場面で「◯◯してはいけません」など、思考や行動の制限となる指示命令、教育をされて生きています。また、よかれと思って誰かに注意したことが、いつのまにかその注意された人にとって「行動の制限を生み出す信念(ビリーフ)」となる場合があります。

今回ご紹介した「クライテリア」や「ビリーフ」は、私たちの「心のフィルター」を形成しています。そのフィルターに気づくことは、「自分らしいありのままの自分」を見つける非常に大きな助けになります。

ぜひ、参考にしてみて下さい。

 

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