こんにちは、仙台のメンタルトレーナー吉田です。
突然ですが「あなたは何をしている人ですか?」
と聞かれたときなんて答えますか?
この時、あなたの口をついて出てくる言葉が、
実はあなたの将来を方向性付けているのです。
今回は、そんなお話しです。
自己認識「自分は何者なのか?」
あなたは3人のレンガ職人の話しを聞いたことがあるかもしれません。
ある3人のレンガ職人が道ばたで働いていました。3人とも同じようにレンガを積んでいます。
そこを通りかかった人が、一人目の人に聞きました。
「あなたは何をしているのですか?」
一人目の人は面倒くさそうに答えました「積めってて言われたからレンガを積んでいるのさ」
今度は二人目の人に聞きました。すると二人目の人はこう答えました。
「見ればわかるでしょ。レンガで掘りを作っているんですよ」
最後に三人目の人の所に行きました。
「あなたは何をしているのですか?」
すると三人目の人はこういいました。
「自分のひ孫の代まで語り継がれるような大聖堂を作っているのです」
このように、同じ仕事をしていたとしても、
仕事=レンガを積むこと(レンガ積みはただの作業という認識)
仕事=掘りを作ること(レンガ積みは大聖堂を作る手段の一つという認識)
仕事=末永く語り継がれるような大聖堂を作ること(レンガ積みは自分のビジョンを実現するためという認識)
こんな風に、「自分は何者か?」という自己認識(アイデンティティ)に差があるのです。
こうした認識の差は仕事の充実感や満足度、
やる気などに大きな差を生み出すことでしょう。
では、この自己認識の違いはどこで生まれるのでしょうか?
ビジョン(夢)の有無が自分のあり方を変える
それは、明確なビジョンを持っているかどうかということ。
ビジョンとは「ありたい理想の未来像・夢・目的」です。
ビジョンを描くのに「どうやって実現するのか?」といった根拠は必要ありません。
それよりも大切なことは実現したいという情熱です。
レンガ職人の逸話で登場した3人目のレンガ職人だって、
「本当に末永く語り継がれる大聖堂になるかどうか」なんて
そんな遠い将来のことは本当はわからないはず。
それでも「絶対にそうなる」「そのためにできることをやるんだ」という
揺るぎない情熱を持って「あたかもそうなるかのように考えて行動する」のです。
できるかどうかの根拠よりも情熱を持つこと。
あたかも実現したかのように行動し振る舞うこと。
ビジョン(夢)は大切な価値観の延長線上にあるもの。
それを考えるだけでワクワクするもの。
情熱のエネルギーを自然に注ぎ込めるものです。
そして、ビジョンを追い求めているうちに、
自分の『使命(ミッション)』も見えてきます。
あなたも自分の内なる情熱を発掘してみませんか?