ありたい自分の実現を応援するメンタルトレーニング

人前で原稿を見ないでスピーチをする際に役立つ『ストーリー』を使って大切な情報を暗記する加速学習法

 

こんにちは、仙台のメンタルトレーナー&心理カウンセラーの吉田です。

 

今回は、

原稿を見ないスピーチをする際に役立つ「記憶術」についてです。

 

あなたは記憶することに自信がありますか?

 

残念ながら、僕はあまり得意ではありません。

「暗記」という言葉にとても苦手意識がありました。

 

なぜなら、幼稚園の時に「じゅげむじゅげむごごうのすりきれかいじゃりすいぎょの・・・」という

学芸会のセリフを覚える事が出来なかったことが、

その後、数十年間に渡って「暗記が苦手」という自己認識(セルフイメージ)を

植え付けてしまっていたのです。

 

今ではスマホやタブレット端末になんでもかんでも情報を入れて持ち運びできるので、

何かを暗記するということがほとんどなくなりました。

 

とは言っても、「いつでも脳から正確な情報を引き出せる人」が、

周りからデキル人と思われるのも事実です。

 

そこで今回は「暗記に役立つコツ」についてお話しします

 

情報は一度に7つまでしか覚えられない

 

私たちが一度に記憶出来る情報量がどれくらいかご存知ですか?

実は、大体7項目プラスマイナス2と言われています(これをマジカルナンバー7と言います)。

 

人が一度の情報だけで直後に想起する場合(短期記憶)、記憶できる許容量は7個(個人差により+−2)になる

認知心理学者ジョージ・ミラー

 

この7個というのは「意味のある何らかのかたまり(チャンク)」の数のことで、

単なる数字(1,5,9など)や単語(a,f,kなど)のように情報量の小さなものも、

「鈴木」「佐藤」「吉田」「東海林」などの人の名前のように情報量が比較的大きなものも、

7個(+−2)の塊までしか覚えられないということ。

 

日本でも昔から「八百万(やおよろず)」「八百屋(やおや)」など、

量が沢山ある時に使う数字は「8」です。

これは「7」までなら記憶できるけど、

「8」からは覚えられないということを経験として分かっていたからなのかも知れませんね。

 

7つ以上の情報を記憶する方法

 

では、7つの以上の情報を記憶するにはどうすればいいのでしょうか?

たとえば、次の14個の無意味な数字、単語を覚えたいとします。

 

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さて、あなたならこれらの英数をどうやって覚えますか?

 

例えば、

・いつくかの塊(チャンク)に分割してみる。

・語呂合わせをする。

・リズムや拍子を取って、メロディーにのせてみる。

・何らかの映像、イメージと結びつける。

・1分間ひたすら書き続ける。

etc…

今回はストーリーを使って記憶するという方法をご紹介します。

 

物語(ストーリー)で聞いた事は、いつまでも記憶に残るものです。

あなたももう何年も読んでいないのに、

「うさぎと亀」「桃太郎」などの昔話しを覚えていますよね?

 

 

では、もう一度、下のランダムな数字と単語をご覧になったら、

その下に書いてあるストーリーを2〜3回声に出して読んで下さい。

82Ad46gbd91hy

 

あるところにとてもファンキーなお爺ちゃんがいました。

そのお爺ちゃんは82(82)歳で、名前がエイドリアン。通称Ad(Ad)と呼ばれてます。

かれこれ46(46)年間もの間、ギター(g)とベース(b)ドラム(d)を夜の9(9)時まで弾いて、

独り(1)でハイ(h)になって喜んで(y)いたそうです。

 

いかがでしょうか?

数字を覚えようと思って2〜3回くらい読めば、

上のランダムな数字と単語をすらすらと書けてしまうと思います。

 

長いスピーチでもこれで大丈夫!昔話のストーリーに乗っかる方法

 

ストーリーを作るコツは、なるべく、

「面白い」「気持ち悪い」「恐い」「過激」など、

感情に引っかかりやすいようなものにすることです。

 

僕の場合は楽器演奏が趣味のひとつでもあるので、

今回はファンキーなお爺ちゃんのストーリーにしてみたということです。

 

 

このストーリーを使って記憶するというやり方は、

長文のスピーチを暗記する時にも有効です。

1分以上のスピーチでは、構成を考えておかないと聞き手は苦痛になります。

でも、1分以上の内容を丸暗記するというのも、なかなか大変ですよね?

 

そんな時には、あななたになじみのある昔話しと、

あなたが伝えたい話しをリンクさせて新たなストーリーを作ってみるのです。

 

こうすることで、話す内容がごちゃごちゃになったりすることもなく、

聞いていて楽しい「山あり谷あり」のスピーチが暗記できます。

 

今回ご紹介するのは、結婚式の友人代表スピーチを

「桃太郎のストーリ」にあわせてスピーチを組み立てるというやり方です。

・昔々ある所におじいさんとおばあさんがいました⇒ 新郎(新婦)と、友人との関係性を紹介する

 

・おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました⇒ 新郎(新婦)の普段の人となりを紹介する

 

・おばあさんが川で洗濯をしているとモモが流れて来ました⇒ 新郎新婦の出会いのエピソード

 

・持ち帰ったモモを切ったら赤ちゃんがいた⇒ 新郎と新婦のプロポーズのエピソード

 

・鬼退治に行く⇒ 新郎と新婦が結婚するまでのあれやこれやのエピソード

 

・猿、犬、きじ⇒ あれやこれやの時に、友人としてどうしたのかのエピソード

 

・桃太郎の帰還⇒ スピーチの結び

 

暗記するのが苦手、原稿を読まずに長文を話すのが苦手という方は、

ぜひ試してみて下さいね。

ビックリするくらい暗記が得意になると思いますよ。

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ところで、さきほどの14個のランダムな数字、単語を覚えていますか(笑)?

 

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