こんにちは^_^
仙台のメンタルトレーナー吉田です。
「やりたいことに挑戦できない」
「すぐに何かを諦める」
「言いたいことを伝えることができない」
こうしたお悩みを生み出している元をたどると『自信がない』に行き着いちゃうことに気付かされます。
例えば「ダイエットしなきゃ…」こう思う時、
もっとスタイルが良くなれば自分に自信が持てそうだから…
動機のひとつとして、こういう想いがあったりします。
◯◯講座の資格を取ってからじゃないと…
もっと経験を積んでからじゃないと…
もっとお金を貯めてからじゃないと…
こうしたことも、根っこを探れば自信のなさにつながるワケで…。
『自分に自信がある』なら、大抵のことは何でもできちゃいます。
ある意味スーパーマンにでもなれるんじゃないかなって思うんです。
「でも、いまさら自分に自信なんて…」
もしかしたら、そう思うかもしれません。
ってことで、前振りが長くなりましたが、自信について考察してみます。
そもそも自信ってなに? とりあえず言葉を分解してみました
まずは言葉の定義から考えてみましょう。
辞書によると『自信』とは「自分の価値・能力を信ずること。自己を信頼する心」と書いてます。
でも、わかるようなわからないような…
そこで、もう少し言葉を辞書で分解しながら考えてみましょう。
まず『信頼』とは?
「頼りにできると信じること」
なるほどなるほど…
じゃあ『頼る』とは?
「助けてくれるものとして寄りかかること」
ふむふむ…
さらに『信じる』とは?
「正しいと思い込むこと」
ほほお~
ということは、結局『自信を持つ』とは…?
自分は自分のことを助けることができる人間だと心底思い込んでいる状態自分ならできる、自分なら大丈夫と思い込む力
こんなふうに言い換えることができるんじゃないかと…。
あ~スッキリした(笑)
ようするに【思い込みの世界】【勝手な妄想の世界】ってこと。
落ち込んでも
悲しんでも
悔やんでも
恥ずかしくても
緊張しても
苦しくても
つらくても
もう無理って思っても、、、
「自分ならできる!」「自分なら大丈夫!」って思えるってことです。
でも、、、、
「いやいや、吉田さん。それができないから苦労してるんです!」
そう思ってる人も少なくないかもですね。
僕自身、まるで自分に自信を持てない人間でしたから、そう思う方の気持ちはよくわかります。
「どうしてあんなに自分に自信が持てるんだろう?」
過去こんなふうに思って、何度、悔しい思いとか、恥ずかしい思いとか、苦い思いをしたことか…
自分を信じるかわりに何かを信じている
さて、「自信」とは思い込みの世界ですから、勝手に思い込んじゃえばいいってことなんですけど、
そうは問屋が卸さないワケです。
いくら思い込もうとしても、「絶対に無理!!」「そんなのアリえない!!」「だって……」
こうした思考が邪魔をしてきたりします。
ここから何が言えるかというと、
自分のことを信じるかわりに、他の何かを信じている
ということ…。
自分を信じる以外の何かを信じているから、自分のことが信じれないという図式です。
では、ここで自分以外の何を信じているのか探ってみましょう!
やり方は超簡単です。
「自分には自信がない。なぜなら◯◯だから」
この文章を読んだ時に「◯◯」の中にどんな言葉や文章を思い浮かべますか?
これを書き出せるだけ書き出してみるんです。
直感で頭に思い浮かんだモノをどんどん書いてみてくださいね!
……書き出し中……
……書き出し中……
……書き出し中……
さてさて、いくつ出てきましたか?
以前の僕なら例えばこんな感じです。
自分には自信がない。なぜなら…
・経験が足りないから
・実績が足りないから
・お金が無いから
・失敗したら恥ずかしから
・傷ついたら落ち込んで復活できないから
・傷つくのが怖いから
・知識が足りないから
・人脈が少ないから
・資格がないから
・成功体験が少ないから
まだまだありますが、ザックリこんな感じです。
こんなふうに、自分から自信を奪うようなことを頑なに信じているせいで、
いくら自分を信じようとしても、信じることに思いっきりブロックがかかっていたんです。
では、「経験があれば」「実績があれば」「お金があれば」
本当に自信が持てるようになるのでしょうか?
◯◯さえあれば自信が持てるって本当?
例えば、
いい服さえ着ていれば…
いい車にさえ乗っていれば…
いいマンションに住んでいれば…
財布にもっとお金があれば…
もっとプロポーションが良かったら…
理想の恋人がいれば…
こんなふうに、何らかの条件が満たされれば
自分に自信が持てると思っている人って少なくないと感じてるのですが、
でも、それって本当の本当にそうなのでしょうか?
実現したら、本当に自信を持てるのでしょうか?
僕自身、自信を持てるようになるために沢山の条件をつけていた人間なのですが、
「本当の本当に条件が満たされたなら、自信が持てるようになるのか?」
これを自分にしつこく問い続けた時、
「それは違う」
「全く関係ない!」
って腹から思えました。
それとともに、何らかの条件とは、自分がビビってることに対するただの言い訳だって気づきました。
そもそも、「◯◯があれば…」っていう条件には、まるでキリがないのです。
ビビっているうちは、いくらでも条件は出てくるのです。
本当は自信を持ちたくないだけだった
面白いことに、そうやって自分と向き合って格闘しながら、
情けない自分を受け入れたり受け入れられなかったりを繰り返してたら何が起きたのか…
実は、
自分に自信を持つことが本当は怖かった。怖いから自信が持てない振りをしていた
こんなことに気づいたのです。
「えっ? 自信を持ちたかったんじゃなかったんですか?」
はい。意識では自信を持ちたいと思っていたのですが、
実は僕の潜在意識は自信なんか持ちたくなかったということに気づいたんです。
実は自分で自信に封印していた
実は、自信が持てないんじゃなくて、自信を持っていることを恥ずかしいとか、格好悪いとか、
なにかいけないことのように思い込んでいたことに気づいたんです。
どういうことかと言うと、ちょっと僕のエピソードを聞いて下さい。
幼少時代の吉田少年は、周りから”こうちゃん”と呼ばれ、
竹馬(たけうま)が得意の活発な男の子でした。
竹馬に乗って走ったりすることもできたんです。
(まさか、竹馬を知らない世代は読んでませんよね^_^;;)
そんなある日、幼稚園の運動会か、何かのイベントかは定かではありませんが、「竹馬リレー競争」みたいなのがあったんです。
当時の吉田少年は、もう得意になって競争に参加しました。それもゴリ押しでアンカーの位置を獲得したんです。
ここまでは良かったのです。
実際に競技が始まったら、僕の前のランナーまでは、1位、2位争いじゃないっすか!
僕の読みでは、きっとビリの方を頑張って走ってきて、
最後のランナーである僕が、他のランナーをぶっちぎりで抜かして1位でゴール!
そんな妄想を抱いていたワケで…。
なので、先頭争いをしている光景をみたら、なぜか一気にプレッシャーを感じて緊張が高まり…
タスキを受け取る際に竹馬から大コケ。リカバリーに焦って走ってしまい、途中でも大コケ。
結局、泣きながらゴールに到着。それもビリ(T_T)
完全に僕のせいで負けました。
その時の、友達の一言がグサッと僕の潜在意識に突き刺さったんです。
なんだよ~こうちゃんが自信あるっていったから最後にしたのに!
こうちゃんのせいで負けた!
こうちゃんじゃなくて、◯◯ちゃんが最後に走れば良かったんだ!
※こうちゃんとは、当時の僕の呼び名です。
この友達は、別に悪気はなかったと思います。
1位を狙えたのに、僕のせいでビリになった行き場のない悔しさを発散したかったのでしょう。
ですが、僕の心の記憶には友達からの言葉がずっとこびりついて残ったんです。
それも、かなり歪曲して記憶に残ってました。
どういうことかと言うと、
「自信があると恥ずかしい思いをする!」
「格好悪い目にあいたくなければ自信がないふりをしろ!」
「自信があっても表には出すな!」
「やりたいことにすぐに手を出してはいけない!」
「まずは周りの様子を見てから行動しろ!」
こういう思い込みをいつの間にか頑なに持ってしまったんです。
思い返すとそれ以降の僕は人前で積極的に前に出たり積極的に意見を伝えたり、
そうしたことはしなくなったように思います。
じわりじわりと自分は自信のない人間だというセルフイメージを強化していたのです。
そしていつの間にか「できない理由」「自信がない理由」ばかりを語る言い訳名人になっていました。
自信がないと思っていることで実は別なものを得ていた
自信がないのではなくて、本当は、
『恥ずかしい思いをして二度と傷つきたくなかった…』
つまり、自信がないふりをすることで「傷つく」ことを避けることができていたのです。
これを二次利得といったりしますが、一見、自分にとってデメリットにしか思えないようなことでも、
実はその裏にはメリットが隠れていることがあります。
この裏のメリットを失うことが怖かったりするので、余計に自信がない状態を続けたりするんですよね。
ということで、自分に自信が持てないとき何が起きているのかまとめます。
1、自信とは自分ならできる、自分なら大丈夫と思い込み信じる力
2、自信が持てないときは別なネガティブなことを信じてしまっている
3、自信を持つのに条件はいらない。条件をつけると余計に自信から遠ざかっていく
4、最初から自信は持っているが自分で制限してしまっている
5、自信がないことで実は得していることがある(これを失いたくない)
自分に自信が持てないな〜という時には、
自己分析してみるといいですよ〜