ありたい自分の実現を応援するメンタルトレーニング

気配り・心配りをしても「うざい」「厚かましい」「ずうずうしい」と思われる理由

 

 

こんにちは、仙台のメンタルトレーナー吉田です。

 

ずうずうしい人、無遠慮な人、厚かましい人などのことを

「全くあの人はズケズケと人の領域に入ってきて、、、」

「人の領域に土足で入ってきて、、、」

などと表現するときがあります。

 

これは物理的な領域(物理的な距離・空間)と精神的な領域(気持ち・感情)のいずれか、

あるいは両方を侵害されたと感じた時に表現する言葉です。

 

私たちは無意識に自分の領域(縄張り)を持っています。

 

相手の領域に何の予告もなく踏み込んでしまうと、

相手は不快に感じたり恐れを感じて警戒します。

 

あなたは、初対面の人との「物理的な距離」が、

どのくらい近くなると「不快」に感じますか?

 

今回はコミュニケーションで失敗しない「物理的な距離(パーソナルスペース)」についてです。

 

パーソナル・スペースとは?

 

パーソナル・スペースとは、自分の「領域(縄張り)」です。

このパーソナル・スペースに許可なく入られると人は「不快」に感じます。

 

一般的に、親密な相手ほどパーソナル・スペースは狭くなります。

この「距離感」を知っておく事で、

知らず知らずに相手を不快にさせてしまうことを防ぐ事ができるのです。

 

文化人類学社のエドワード・ホールは、

このパーソナル・スペースを以下の4つに分類し、

その4つをさらに2つに分解してそれぞれ距離を現しています。

 

1、密接距離

ごくごく親しい人なら許される空間

・近接距離0~15cm:抱きしめる事ができる距離
・遠方距離15~45cm:相手に触れる事ができる距離

 

2、個体距離

相手の表情を読み取ることができる距離

・近接距離45~75cm:相手を捕まえる事ができる距離

・遠方距離75~120cm:お互いに手を伸ばせば指が届く距離


3、社会距離

相手に手は届かないが、会話は用意に行える距離

・近接距離1.2~2m:初対面同士が会話をしたり、商談したりすえる

・遠方距離2~3.5m:公式な商談などで用いられる距離

初対面の相手とコミュニケーションを取る場合、
まずはこの距離感でコミュニケーションをするといいでしょう。

 

4、公共距離

複数の相手が見渡せる空間

・近接距離3.5m~7m:先生と生徒など、個人的な関係性ではない状態

・遠方距離7m:一般人が社会的な要職にある人物と面会するような場合におかれる距離

 

相手のパーソナル・スペースを侵害しないことは、

良好なコミュ二ケーションをする上では暗黙の前提になります。

 

「自分が心地いいと感じる距離」「相手が心地いいと感じる距離」は全然違います。

 

「心の距離」に気配りをするとともに、

このパーソナル・スペースにも気を配ってみてはいかがでしょうか。

 

 

kensyuu

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